新卒で入社したばかりの会社を辞めて第二新卒として転職しようか迷っている人は多いのではないでしょうか。
思い切って退職したからには、自分のキャリアプランに合う企業に入社したいと誰しも思うはずですが、第二新卒の転職では、実は失敗してしまうケースも少なくありません。
今回は第二新卒が転職活動で陥りやすい失敗パターンや、それらを踏まえて転職を成功させる方法についてご紹介します。
第二新卒での転職を成功させるためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
第二新卒で転職を失敗する5つのパターン
第二新卒の転職活動に追い風が吹く中、思い切って退職して転職活動を始めたものの、なかなか内定がもらえなかったり、せっかく採用されたにもかかわらず転職を繰り返したりするなど、苦戦する例も少なくありません。
ここからは、第二新卒の転職活動で陥りがちな、4つの失敗パターンをご紹介します。
1.退職理由を他人や環境のせいにする
第二新卒に限らず、退職理由を上司、職場の雰囲気のせいばかりしている人は、どこに入社しても結局は同じことの繰り返しとなる傾向があります。入社を決断するのは自分であり、その行動に責任を取るという姿勢が、キャリアを重ねていくためには大切です。
2.今後のキャリアの見通しがついていない
転職活動は、自身のキャリアプランを達成するための手段のひとつであり、採用されることが最終目標ではありません。
キャリアプランを持たないまま転職活動を始めると、応募企業に一貫性がなくなり、採用担当者にも「うちでなくてはならない理由が見えない」という負のイメージを与えがちです。
また、たとえ採用されたとしても、「この会社で何を達成したいか」という見通しがついていないため、入社してから苦労する可能性があります。
3.大手や難度の高い会社ばかり受ける
第二新卒で転職を目指す人の中には、ほんの少しスキルを身に付けたことで自身を過大評価し、業務内容は二の次で知名度の高い大手企業だけに絞り込んで転職活動をする人も少なくありません。
しかし、そのような企業は当然倍率も高く、さらに新卒で十分に人材が確保できることから、即戦力となる人材を期待しているケースがほとんどです。
採用される可能性の低い企業ばかり受けると、転職活動が長引いてしまう可能性があります。時間を無駄にしないためにも、自分のスキルや経験を客観視して、ネームバリューだけにこだわらず企業選びを行いましょう。
4.退職してから転職先を探す
第二新卒の場合、金銭的な蓄えが乏しい人も少なくありません。そのため、退職してから転職活動を行い、内定がなかなか出ずに、経済的に逼迫(ひっぱく)してしまうケースもあります。
経済的にあまり余裕がない場合は、仕事を続けながら転職活動をすることをおすすめします。
自分の強みを把握しないまま転職活動を始める
「職務経歴書」を配属部門と担当業務を書いて終わり……という人も多く見られます。これでは、相手企業はあなたの仕事ぶりをイメージすることができません。応募者数が多ければ、この時点で選考対象から外されてしまう可能性もあります。
企業側は、第二新卒に対して必要以上の実績は求めていません。しかし、仕事にどう向き合い、行動していたかに注目しています。自分の担当業務に対して、どんな課題意識を持ち、自分なりにどんな工夫していたかどうか、それによってどんな成果や学びがあったかを整理するところから始めましょう。
第二新卒で転職を成功させるための5つのポイント
ポイント1.前職で得たスキル・経験を棚卸して自己分析する
転職活動は、やみくもに始めてもなかなかうまくいきません。まずは前職で得たスキルや知識を棚卸しして、キャリアプランとの差異を把握しましょう。
その上で、キャリアプランを実現するためにどのようなスキルを身に付けるべきか、どのような経験を重ねていけばいいかイメージすることが大切です。自分の学びや評価を振り返ることで、転職活動のゴールが明確になり、企業とのミスマッチを防ぐことにもつながります。
ポイント2.転職先に求める条件を明確化し、自分に合う企業を選ぶ
就職先に求める条件は、人によって様々です。
仕事をする上で重視するポイントはどこか、自分の中の優先順位を明確にすることで、自ずと応募企業が絞り込まれてくるはずです。
ポイント3.志望動機と将来のキャリアを一貫させる
転職活動は、自分のキャリアプランを実現するための手段です。自身の考えるキャリアプランを明確にし、そのために応募先企業でどのような経験を積んでいきたいのか、志望動機と将来のキャリアを一貫させることが、採用担当者に対する強いアピールにつながります。
ポイント4.ネガティブな退職理由はポジティブに転換する
転職活動の中で、必ず採用担当者から聞かれることのひとつに、前職の退職理由があります。退職理由を聞かれた際に「人間関係が悪かった」「ブラック企業で労働環境が劣悪だった」など、ネガティブな退職理由を伝えることは、あまり良い印象にはつながりません。
例えば、「ノルマが厳しく受け持つ顧客数が多かった」という場合には「一人ひとりのお客様とじっくり向き合って仕事がしたかった」というように、ポジティブな言葉に変換して伝えるようにしてください。
ポイント5.内定が出てから退職届を出す
転職活動を始めたからといって、すぐに内定が出る保証はありません。そのため、可能な限り、内定が出てから退職することをおすすめします。
転職活動を始める前に、現職の雇用規定をチェックし、何日前に退職を告げなければならないか調べておきましょう。自分が退職することで、周囲に迷惑をかけないようにすることが大切です。また、転職先企業には、退職交渉期間と引き継ぎ期間を試算して入社日を伝えましょう。
まとめ
第二新卒での転職は、転職活動を始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人も少なからず存在します。
第二新卒で転職を考えている方は、下記からご相談を承っていますのでお気軽にご連絡ください。
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