「インターンシップに応募したけど不合格だった企業の本選考って不利になるの?」
こんな悩みを抱えている人に向けて今回は解説していきます。長年採用コンサルタントとして企業の新卒採用に携わってきた経験から、役立てで頂ければ幸いです。
目次
インターンの選考に落ちたら本選考は不利になる?→逆にチャンスです!
結論から言うと、インターンシップの選考に落ちても本選考には全く不利なりません!
インターンシップの選考に落ちても本選考には全く不利にならない理由
これだけインターンシップが一般的な世の中になりましたが、企業の新卒採用におけるインターンシップ参加者の割合は採用人数全体の4割~5割が平均です。
つまり半数はインターンシップに参加していない学生が占めているということです。
そのため企業もインターンシップ参加者だけで、新卒採用が終わるとは最初から思っていません。
3月からのエントリー受付でインターン不参加者からのエントリーにもかなり期待しています。
実際私が担当していた多くの企業でも「インターンから内定まで繋がる学生はごく一部だから、期待しておくのはよそう!」というのが本音です。
また、インターンの選考基準と本選考の選考基準は違うことが一般的です。
インターンの選考基準は募集枠の多さで変わるのですが、参加人数が少ないほど、ハードルは高くなります。
また、あなたの経歴がダメというよりも、既に決まっているインターン参加者のプロフィールによって選考基準が変わることもあります。
「文系の学生は十分集まったから、理系の学生だけは募集しよう」となると、文系の学生が募集しても選考には落ちてしまいます。
インターンの選考に落ちた理由を教えてくれる企業は少ないでしょうが、あまり悲観的にならないようにしましょう。
多くは外部的要因で落ちていることがほとんどだからです。
インターンの選考に落ちても本選考で有利になる方法とは?
簡単です。本選考に応募しましょう。
そして面接やESでインターンに応募して落ちたことも必ず伝えましょう(落ちたことも必ず伝えましょう)。
理由は2つあります。
1つめは企業へ本気度を示すためです。インターンに落ちても本選考に応募した理由(なぜそこまで志望するのか)は必ずセットで必要ですが、人事も人間です。
1度ダメでも、ちゃんとした理由があって本選考に応募してきた学生はそれだけで印象が良いのが事実です。
実はインターンで選考に落ちると本選考に応募する学生は案外少ないんです。
なので応募するだけで他の学生よりも一歩リードできる可能性が高くなります。
2つめはちょっとした心理学なのですが、人は1度断ると次のお願いを聞いてしまう心理があるんです。
営業マンのテクニックでもあるのですが、「最初にわざと断られるお願いをして、実際に断られたら本題のお願いをする」といったことがあります。
就活にも応用できます。面接やESで、「インターンの選考に落ちましたが・・・」とあえて伝えることで、企業側に「あっインターンで落としているんだ。だけど本選考に応募してくれたし・・・」と最初から後ろめたさを持たせる効果が期待できます。
まとめ インターンシップには何かしら参加しておこう
本命の企業のインターンに選考に落ちたからと言って悲観的になるのはやめましょう。
そもそもインターンは本選考ではないので気にする必要はありません。
ただ、本選考で有利になるためにも、他の企業でのインターンには参加しておきましょう。
なぜなら、インターンに参加したことがないとなると企業人事は「この学生は就活の本気度低いな」と思われてしまいます。
いくつかインターンに参加をして、「貴社のインターンに落ち、他社インターンに参加をした結果、それでも貴社を志望します」と伝えられるように最低2,3社は参加しておくことをおすすめします。