就活で面接したけど、結果連絡がこなくてモヤモヤしたことありませんか?
「受かっているのかな?」や「不合格だったら違う会社も受けたいから早く結果をもらいたな」と悩みますよね。
よく言われることは、「不合格の人は結果連絡が遅い」というもの。
正直こんなことを語っている記事があれば、書いている人の信頼性を疑ったほうがよいですよ。
私は長年採用コンサルタントとして企業の新卒採用に携わってきました。
その経験から言うと、合格者と不合格者で結果連絡のスピードが違うということは、ほぼあり得ません。
「不合格の人は結果連絡が遅い」と書いている人は、人事の実態を知らない素人が巷の意見を拾って書いているのでしょう。
「じゃあ、連絡がこない理由って何なの?」と思いますよね。
そこで今回は「就活の面接後に結果連絡がこない理由」を人事の目線で語っていきます。
モヤモヤッとしている人は安心してください。これを見ればそんなモヤモヤも晴れるはずです。
目次
就活の面接後に連絡がこない理由は3つ
合格・不合格の違いでなければ何なのか。それを知ることで「企業の本質」も知ることができますので、解説していきます。
理由①:時間軸のギャップ
実はこれが一番多い理由です。
どういうことかと言うと、「人事とあなたで結果連絡の期待値が違う」ということです。
例えば、あなたが今まで受けてきた企業は面接後2日~3日で連絡がきていました。しかし次に受ける企業もそうかと言うと違いますよね。
企業ごとで学生への連絡をするタイミングはバラバラです。
当日・翌日に結果を連絡する企業もあれば、1週間~2週間かかる企業もあります。
1週間~2週間かかる企業の人事は、その期間を遅いとは思っていません。今までそれで運用していたので、当たり前とさえ思っています。
しかし就活生のあなたは「1日でも早く結果連絡が欲しい」と思いますよね。
企業ごとの面接~結果連絡までのスタンスと、あなたの就活生ならではの結果連絡をもらいたい期待値のギャップが、「まだ連絡こないな~」というモヤモヤを生むのです。
そうは言っても、一般的には1週間前後が目安です。
何も事前連絡がなく2週間以上音沙汰なしの企業は、仮に合格の連絡があっても、少し冷静に考えたほうがいいです。
一般的な人事担当者であれば、「学生も待ってくれているだろうし、1週間を目途に連絡しよう」と思っていますので、2週間以上何も連絡がないのは、学生を軽視していると思うべきです。
そういった企業は仮に入社しても定着率が低かったりしますので、要注意です。
人事のマンパワーが足りない
学生の皆さんは人事担当者がその企業に何人いるか知っていますか?
実は1人~5人ぐらいで担当している企業がほとんどです。
採用人数は数十人でも、エントリー数は数百人という企業はザラです。
それを数人で担当しています。
皆さんが思う以上に人事の仕事って大変なんです。
学生の目の前では笑顔で接していますが、裏では少ない人数で必死に頑張ってるんです。
そうすると、本当は面接後すぐにでも連絡をしてあげたいと思っていても、中々連絡できないなんてことも多くなります。
インターンシップや説明会で毎回同じ人事の方しか会わない企業はこのような理由の可能性が大です。
スケジュール管理ができていない
あまり数は多くないですが、稀に人事担当者のやる気がなく、スケジュール管理が全くできていない場合があります。
ただ学生の皆さんは、見極めが難しいですよね。
ポイントとしては、面接などで「1週間前後で連絡します」と言ったにもかかわらず、2週間以上連絡がこない。連絡が来ても謝罪的な内容が全くない。
これは要注意です。
まずは期日を守れていない。社会人として期日厳守は絶対です。それを人事(企業の顔)が守れていないんですからね。
また、仮に遅れたとしても謝罪があれば良いですが、それすら無いのは学生のあなたを下にみているんでしょう。
学生軽視も甚だしいです。願わくは、そういった企業からは内定をもらっても断ってほしいです。
「面接後に連絡がこない」というモヤモヤを無くすには
一番は「面接後に連絡がこない」というモヤモヤを持たないこと自体が理想です。
そのためには
①面接の結果連絡がいつ来るのか聞く
②期日までに来なければ、あなたから連絡をする
をするだけです。
多くの学生さんは「私から企業に聞いてよいのかな」と躊躇しますが、全く問題ありません。
もし聞いて嫌な顔をする人事がいれば、まともじゃないですよ。その企業は。
私は色々な企業の人事と仕事をしていますが、「ちゃんと期日を意識してるんだな」と思うみたいです。
なので遠慮することなく聞いていきましょう!
聞いたことで内定に影響することは絶対ありません。
面接後に連絡がこない理由は理解できましたか?
実は企業側の事情がほとんどの理由です。だからこそ、面接後の連絡を企業見極めのポイントにすることが、企業を判断する1つの材料になるのです。
是非参考にしてくださいね。