就活の面接で「ストレスを感じる時を教えてください。またストレスの解消方も教えてください」と聞かれて戸惑ったことはありませんか?
面接官はどんなことが知りたくて質問しているのだろう?
どんな回答が良いのだろう?
と意外と回答に苦戦する学生さんが多いようです。
そこで今回はどんな回答をすれば良いのかを解説します。
また人事が何を知りたくて聞いているのかも解説しますので、参考にしてください。

目次
就活の面接でストレスに関する質問をする意図とは?
まず大前提として重要なことは、ストレス関係の質問は合否にあまり関係ないということです。
この質問は足切り要素が強いです。
なので面接官の意図を理解して、正直に回答すれば問題ないです。
人事が就活の面接でストレスに関する質問をする意図は主に2つです。
あなたのストレスを感じるかどうかを知りたい
仕事は多くのストレスを抱えます。
仕事の難易度・スケジュール・クライアントとの関係・社内の人間関係等、ストレスを感じる機会はたくさんあります。
ここまで読んだあなたは、「面接官はストレス耐性を知りたいんじゃない?」と思うでしょう。
もちろんストレスに強いに越したことはありません。
しかし社会人経験がない学生にストレスの強さを聞いても、それは参考にならないことを面接官は知っています。
そのため、ストレスの強さよりもストレスを感じる人かどうかを見ています。
稀に「私はストレスを感じないです。ポジティブ思考なので」と答える人がいます。
こういう人は面接官からすると、即不合格候補です。
ストレスを感じないということは、無神経・無頓着ともいえるからです。
人は適切なストレスを感じないとパフォーマンスが落ちることを面接官は知っていますから、ストレスを全く感じないと言い切る人は危険だと判断するわけです。

ストレスの解消方法を持っているか知りたい
ストレスを感じるのは人として当たり前です。
そこで重要なのが「ストレスを解消・発散する方法」があるか。
正直内容はどうでもいいです。
「カラオケで声が枯れるまで歌うこと」「友人と遊ぶこと」「本を無心で読むこと」など、あなたが実際に行なっているストレス解消方法を言えば問題ありません。
学生から社会人になると、想像以上のストレスを抱えます。
仕事のストレスは仕事で解消しますと言えれば良いですが、社会人経験がない人には想像がつかないですよね。
面接官もそんな回答は期待していません。
「プライベートでストレスを発散できる趣味などがあれば安心」と思っているので聞いていますので、意図を理解しておきましょう。

就活の面接でストレス関連の質問があったときの回答例
では具体的にどんな回答が良いのかを例を用いて解説します。
就活の面接でストレス関連の質問があったときの回答例①
私がストレスを感じる時は、何か大きな失敗をしたときです。・・・(ここでアルバイトやサークルなどの具体例を話す)。またストレスの解消方法は1人カラオケで声が枯れるまで歌い続けることです。
ここのポイントは「何か大きな失敗をしたとき」という点。
失敗してストレスを感じるのは当たり前ですよね。
ただ学生さんの多くは「失敗」というワードに敏感というか、面接で口に出すのを避ける人が多いんですよね。
ただ自分で感じる大きな失敗を具体例を用いて話すことで、面接官はあなたの人間性をより理解してくれますし、失敗した経験を正直に話すあなたの姿勢に好印象を持つでしょう。
印象の残っている失敗例があれば躊躇せずに話しましょう。
就活の面接でストレス関連の質問があったときの回答例②
私がストレスを感じる時は、自分のキャパ以上の役割が与えられたときです。・・・(ここでアルバイトやサークルなどの具体例を話す)。またストレスの解消方法は、ランニングなどの運動をすることです。
ここのポイントは、「キャパを超えた役割にチャレンジした」という印象も合わせて面接官に与えられることです。
仕事では「こんなことできないよ」と思うような仕事に取り組むことが多いのですが、そういったチャレンジ精神があるかどうかもアピールできる回答です。
就活の面接でストレス関連の質問があったときの回答例③
私がストレスを感じるときは、人間関係で上手くいかなかったときです。サークルで学園祭の出し物をみんなで決めるときに意見の衝突があり、それまで仲の良かった友人と一時期ギクシャクする関係になりました。その時はストレスを感じていました。また、ストレスの解消方法は本を無心で読むことです。本をじっくり読むことで心が穏やかになる感じがするためです。
ここのポイントは、人間関係というセンシティブな例を出すことです。
会社でも人間関係の悩みは多いものです。
そのため人間関係にストレスを感じるが、ちゃんとそのストレスを発散・解消する方法を持っていますよ。というアピールになります。
いかがでしたでしょうか。
就活の面接でストレス関連の質問があっても、慌てずに正直に話すことが重要です。
面接を受ける前に、今までの自分のストレスを感じたときを振り返っておきましょう。
