就活中に骨折などの「大きなけが」をしてしまった場合、就職活動はどうすればいいのか?採用担当者への連絡の仕方、治療中の服装についてなど、具体的な対処法をご紹介します。
目次
就活中にけがをしてしまった場合はまずはしっかりと治療を
就活中にけがをしてしまった場合、何よりも大切なことは「最優先でしっかりと治療に取り組むこと」です。
けがの程度によっては、「痛いけれど、何とか歩けるから明日の面接が終わるまでは我慢しよう…」と思ってしまいます。しかし、その後何年も体に悪影響を及ぼすような結果につながってしまっても、おかしくありません。
「痛みを我慢して面接に参加したけれど、面接会場で歩けなくなり、結果企業やほかの学生にも迷惑がかかってしまった」…このような状態では、十分に自分の力を面接で発揮できません。
少しでも不安に感じたら
「おかしいな?」「こんな痛みは初めてだな」と思ったら、自分で判断せず、速やかに病院に行き、診療を受けましょう。
けがの診断結果によっては、医師に就職活動中の学生であることを告げ、就職活動を続けても大丈夫か(治療に専念すべきかどうか)、あるいはいつから説明会参加や面接を再開できるかなど、就職活動に関わる行動について、アドバイスを求めておきましょう。

就活中にけがでドクターストップがかかった場合の対応
就活中、もしも「最終面接の直前」といった局面であっても、怪我をしてしまって医師からドクターストップと判断されたなら、無理をせず医師の診断に従いましょう。
企業によっては、けがの回復をまって面接を再開する、スカイプなどで、自宅から面接を行うなど、柔軟に対応してくれる可能性も少なくありません。
面接を控えているなど、選考過程にすでに参加していた場合は、企業から提示されているスケジュールでは選考を受けられなくなった、ということを速やかに採用担当者に連絡しましょう。面接の直前など、急ぎの場合は電話での連絡をするのが望ましいですが、ベッドから出られず病室で携帯電話が使えない・声が出せないようなケースであればその旨を記載し、メールで送るのも問題ありません。いずれにせよ、無断キャンセルだけは控えましょう。
就活中のけがで靴が履けない・スーツが着れないときはどうすればいい?
医師から就活継続の許可を得た場合も、怪我の度合いによっては、靴が履けない場合や、スーツ着用できない場合もあるでしょう。そんなときには、事前に担当者に連絡・相談をしておくことも、より落ち着いて面接を受けるためによい方法になるかもしれません。
ただし、松葉杖のために靴がビジネスシューズではない、むち打ちのために首にコルセットを巻いている、腕の骨折のための三角巾で、片袖だけ手を通さずスーツの上着は羽織っただけの状態になっているなど、明らかにけがが原因でビジネスマナー通りのスーツの着こなしができない、とわかる場合は事前に断る必要はありません。
就活中のけがをポジティブにとらえることもできる?!
「就職活動という大切なときに、こんなけがをするなんて、自分はなんて不注意なんだ…」「ほんとうに運がないなあ…」と落ち込んでしまう気持ちは十分わかります。しかし、けがをしてしまった事実は変えられません。それなら、ポジティブに発想を転換してみましょう。
たとえば、ギブスなど「明らかにけがをしている」とわかる場合は、話のネタになることや、注目してもらえて、結果として面接官の印象に残るなどということも十分あり得ることです。
就活中のけがなどのトラブルは冷静に対処しよう
「就活中だから!」と焦って無理をして、けがを悪化させてしまっては本末転倒です。企業も、けがという「アクシデント」について悪い評価をするわけではありません。これからの長い人生に対して、冷静に判断し、そのときにできる最善を尽くしましょう!