2022年卒の就活生は不安でたまらないのではないでしょうか。
テレビや新聞では「コロナの影響で不景気になり、就職氷河期だ!」と言われており、今までの売り手市場が変わるから学生は就活に苦労すると有識者も発言していますね。
そこで今回は長年採用コンサルタントとして、多くの企業の採用活動をサポートしてきた経験から「2022年卒向けの就活」について解説します。
これを読んで頂ければ漠然とした不安が消え、ニュースに惑わされない視点が身につくと思いますので是非お読みください。
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目次
【2022年卒必読】コロナで就活はどう変わる?→全く変わりません!その理由とは
まず結論から言いますと、コロナがあっても就活環境は全く変わりません。
その理由を解説していきます。
理由①:採用スケジュールは既に決まっている
「コロナで景気が悪くなるから学生は早くから就活しましょう!」という意見を聞いたことがあると思いますが、そもそも早くからというのはいつからでしょうか?
いくら就活生が早くから就活をしたいと思っても、採用する企業あってのもの。
その肝心の企業はというと、概ね21年卒と同じスケジュールで進めることは決まっています。
何故かというと、以前国から発表された就活の指針として22年卒も21年卒と同じスケジュールで実施することが決まったからです(23年卒以降は別ですが)。
そのため就活スケジュールは概ね21年卒と同じスケジュール感で動いていくことは間違いないのです。

理由②:今までが異常な売り手市場
また「就職氷河期になる」と言っている無責任な評論家・有識者がいますが、それも全く心配ありません。
何故かというと、今までが異常なまでの売り手市場だったからです。
20年卒の大卒有効求人倍率は1.83。
21年卒は正確な数字がまだ出ていませんが、1.5辺りが大方の予想です。
つまり1人あたり1つ以上の就職先があるということです。
ちなみに就職氷河期(2000年頃)の大卒有効求人倍率は0.9のときもありました。
今とは比べようもない時代です。
確かに22年卒も有効求人倍率は下がることが予想されますが、就職氷河期までの水準に落ち込むことは考えられません。

理由③:業界によっては採用人数が減るかもしれないが、逆も然り
個別の業界で見ると、航空・小売・飲食といった業界は採用人数が大きく減る可能性があります。
しかし採用人数が減る業界があれば、逆に増える業界もあります。
就職氷河期のときと比べると、IT,ベンチャー,ネット企業などに代表される新産業が多く出てきています。
例えばテレワークを実施する企業がより多くなれば、テレワーク環境などを整えるためにITへの投資が増えますよね。そうなるとIT業界は今後も伸びていく業界と予想されますから採用人数を大きく減らすことはないでしょう。
ITといったわかりやすい業界だけでなく、企業単位で見てもwithコロナを見据えて積極的に投資を考えている企業は案外多いのです。
まとめ
コロナがあっても2022年卒の就活活動が大きく変わらない理由を解説してきました。
テレビや新聞を読むときに重要なのは「発言している人の意図を理解する」ということです。
例えばマイナビやリクナビでも「コロナで2022年卒就活はこう変わる」という記事が書いてあります。
大手ナビサイトはなぜ「コロナで2022年卒就活はこう変わる」という記事を書くのでしょうか?
あまり大きな声では言えませんが、
表向き:「コロナで売り手市場が変わるよ!だから学生のみんなは早くナビサイトに登録してね!」
本当の理由:「よし!最近ナビへの登録学生が減ってるし、コロナに便乗して学生が不安になる記事を書こう。そしてら多くの学生が集められるし、学生登録が増えれば企業への営業の材料にもなる」
といった感じです。
つまりお金儲けが理由ということです。
極端に不安を煽る記事や発言をする人の本当の意図は「お金」が絡んでいることが多く、特定の方向に誘導するために行動していることが多いため、そういった雑音は極力シャットダウンして就活に望みましょう!